そんな疑問をお持ちの方に、西国三十三所巡礼で必要な服装・持ち物をお伝えします。
もくじ
お参りの服装と持ち物
結論から言うと「絶対的なルール」はなく、服装は自由です。
ただし、あまりに派手な服装や露出が多い服装は避けます。
(巡礼に限らず神社仏閣への参拝時には好ましくないとされています)
伝統的な巡礼スタイルはこんな感じ!
まずは伝統的な「巡礼スタイル」を解説。
巡礼アイテム | |
菅笠(すげがさ) |
日よけや雨除けになる帽子。同行二人という文字や、梵字(1文字で仏様を表す字)が書かれています。
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輪袈裟(わげさ) |
僧侶が着る「袈裟」をシンプルにしたもの。 食事や手洗いの時は外し、参拝の際に首からかけます。 |
金剛杖(こんごうづえ) |
観音様の分身ともいわれています。 金剛杖の上部は、お墓に立ててある細長い棒(卒塔婆)のようになっていて、昔は巡礼中に亡くなった際の墓標に使われていたもの。いかに昔の人の巡礼が決死の覚悟だったのがわかります。 |
白衣(びゃくえ) |
その名の通り、白い上着。↑の金剛杖同様、巡礼中に亡くなった時は、そのまま死装束に。
また普段の生活から離れた巡礼=「一度死んで新たに生まれ変わる」為に着るという意味合いもあったとか。 |
笈摺(おいずる) |
袖のない白衣のこと。
西国三十三所の場合は、背中に「南無観世音菩薩」「南無大慈大悲観世音菩薩」と書いてあるものを選びます。ただし、絶対的なルールはないので「南無阿弥陀仏」「南無大師遍照金剛」でもOK
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頭陀袋(ずだぶくろ) |
納経帳、経本、納札など参拝に必要な品を収納する小物入れ。
リュックでもOKですが、取り出しやすいので結構便利です。
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どんな服装で行けばいいの?
↑上記のスタイルはあくまでも「伝統的なもの」
四国八十八ヶ所では、上記の伝統的なスタイルもよく見かけますが、西国三十三所の場合は観光で人気のお寺も多く(団体・グループ以外は)私服か、私服に笈摺を羽織っただけの方が大半です。
まずは気軽に取り入れられそうなものから、取り入れてみるのはいかがでしょうか。
笈摺や金剛杖だけでも気持ちがシャキッと入れ替わりますし、必要なものをササッと取り出せる頭陀袋は結構使いやすいです^^
ちなみに先達(申請料が必要)になると、専用の頭陀袋、輪袈裟が頂けます。
歩きやすい靴は必須!
服装は比較的自由ですが、西国三十三所では運動靴などの歩きやすい靴は必須です。西国三十三所の大半が山の中にあります。中には駐車場から本堂まで登山するような場所も。最寄り駅からかなり歩く札所も多いので、歩きやすい靴は必須です。
巡礼中の持ち物・必須アイテムは?
【必須】納経帳(御朱印帳)
西国三十三所の各札所を参拝した後に「御朱印」を頂けますが、西国三十三所では「主に4つの場所(帳面)」に御朱印を頂けます。
2.掛け軸
3.笈摺・白衣
4.曼荼羅
専用の御朱印帳の選び方、購入方法については別記事に書きました。
あると便利・なるべく持ちたいもの
数珠
仏様を拝む際に使う。
数珠の形式に特に決まりはなく、自分の宗派のもので良い
西国三十三所の一部の札所、お寺の参道などでも販売されています。
線香
お参りの際に必要な「線香」
殆どの札所にも常備されてますが(10円~50円程度)、自分で用意すると節約できます。
線香は「観音さまの徳・慈悲」を授かれるといわれています。
ろうそく
お参りの際に必要な「ろうそく」
殆どの札所にも常備されてますが(10円~50円程度)、自分で用意すると節約できます。
ロウソクは「観音さまの知恵」を授かれるといわれています。
ライター
殆どの札所にライターorマッチが常備されてますが、湿っていたりすると使えないケースも。
経本
納め札(おさめふだ)
納札(おさめふだ)とは、参拝の証明として奉納する紙のこと。名前・住所・願い事などを書いて、各札所に奉納します。
ハンカチ・手ぬぐい
手水舎で手を清めた後や、夏場の巡礼は汗もかくので一枚あると便利。
まとめ
できる範囲で巡礼グッズを揃えてみよう^^
・西国三十三所早創1300年記念の御朱印帳付き
・番外札所も参拝
・お参りの必需品がついてくる などなどのバスツアーだからこそのメリットも。
1.クラブツーリズムのサイト(下記参照)へ
2.歴史・文化「お参り・巡礼の旅(こころの旅)」をクリック
3.出発地から探す
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「難しい専門用語も多いし・・」
「お参りの服装はどうすれば?」