「どんな作法でお参りをしたらいいの?」
「御朱印を頂く前に失礼のないようにお参りしたい」
そんな疑問をお持ちの方に、基本的な参拝ルール・マナーをお伝えします。
もくじ
お寺での基本の参拝方法
前提としてお伝えしておくと、巡礼や参拝方法には様々な考え方があり「この方法が絶対的に正しい」というルールはありません。。
なので、大事なのは「仏様を敬う気持ち・心構え」なのかも知れません。ここでは西国三十三所巡礼で一般的に行われる「お参りの仕方」をお伝えします。
山門の前で一礼をしてくぐる
敷居がある場合は踏まずにまたぎます。
「手水舎」で手と口を清める|手の洗い方は?
手水場(ちょうずば)で身を清めます。昔はお寺(神社)の近くにある川や海などで身を清めてから、神様・仏さまに会いに行く風習がありました。それをシンプルにしたのが手水です。
2.左手を洗う
3.持ち替えて右手を洗う
4.左手に水を受けて、口をすすぐ
5.再度左手を洗う
6.柄杓を立てて柄を洗う
口をすすぐ際には、柄杓に直接口をつけないようにしましょう。
ろうそく・お線香がある場合は納めます。
ろうそく・お線香をお供えします。順番はどちらが先でも大丈夫です。次の参拝者のじゃまにならないように、「お線香は香炉の中心から」「ロウソクは奥から」が一般的なマナー。
他人がお供えしたロウソクから火をもらう(もらい火)のは、他人の災いをもらってしまうので縁起が悪いとされています。備えづけのマッチやライターを利用するか、持参します。
ロウソクは「観音さまの知恵」を、線香は「観音さまの徳・慈悲」を授かれるといわれています。観音様の知恵や徳を頂いているイメージをしながら納めると気持ちもグッと引き締まるのではないでしょうか。
納札箱に納札を入れる
西国三十三所の札所には観音さまがまつられているお堂近くに、必ず納札箱が設置されていますので、納札箱に納札を入れます。
参拝前に日付、住所、氏名を書いておきましょう。願い事がある場合は裏に記載します。
お賽銭を入れる・鰐口(わにぐち)を鳴らす。
お堂の正面に吊り下げられている「鰐口(わにぐち)」がある場合は、鳴らしてお賽銭をおさめます。お賽銭を投げずに、賽銭箱に近づけて入れるとより丁寧とされています。
お賽銭の金額には特に決まりはありません。あらかじめ小銭入れを用意しておくと困りません。
読経する
読経の際は、お経を暗記していても、経本を持ちながら読むのが一般的。その際、後ろに待ちの列が出来る場合があるので、お堂の正面をさけて左右によります。
冒頭でお伝えしたように上記は一例なので、宗派によっても異なります。心を込めてお勤めすることが重要
ちなみに上記の流れは「西国三十三所勤行次第」に書かれている内容(妙法蓮華経観世音菩薩普門品第二十五偈文を省略)で、お経も全て掲載されています。
「西国三十三所勤行次第」は、各札所でも販売(500円)されていますので、手に入れてみてはいかがでしょうか。(扱っているかどうかは要確認)
納経所で御朱印を頂く
御朱印は混雑対策などで「参拝前に御朱印帳を預けてください」という指示がある場合以外は、参拝を済ませてからがルールです。
西国三十三所の場合、本堂すぐ近くに納経所がある場合がほとんどです。御影や散華を頂く場合は忘れずに一緒にいただきましょう。
西国三十三所では納経料(御朱印代)は300円、笈摺200円、掛け軸500円、曼荼羅500円で統一されています(2020年時点)
まとめ
大事なのは「仏様を敬う気持ち」。
ルールやマナーは少しずつ、慣れていくものです^^
・西国三十三所早創1300年記念の御朱印帳付き
・番外札所も参拝
・お参りの必需品がついてくる などなどのバスツアーだからこそのメリットも。
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