もくじ
満願・結願とは?満願後はどうする?
西国三十三か所をすべて参拝することを「満願」または「結願(けちがん)」といいます。
“願いが達成して祈願を終えられた”という意味です。
西国三十三所巡礼は札所番号に関係なく、巡ってOKですが、最後の華厳寺(33番)だけは最後に訪れたいところ!境内には満願を報告する「満願堂」、御朱印を押した笈摺(白い着物)などを奉納する「笈摺堂」があります。
そして本堂の柱の「精進落しの鯉」を触れることで、「巡礼が締めくくりになる」とされています。
満願印をもらえる
最後に参拝したお寺で「満願印」を押して頂けます。
御朱印帳を大切に保管する
すべてのお寺をめぐり御朱印を頂くと満願となり、その御朱印帳は「極楽浄土へのパスポートになる」として信仰されています。
「閻魔さまへの通行手形」として亡くなった際に棺桶に入れるという風習も。御朱印帳は大切に保管しましょう。
【関連リンク】御朱印帳の保管方法
お礼参りに行く
【関連リンク】お礼参りに行く
満願後のステップアップ
満願後に「先達」「中先達」へステップアップ
巡礼を何度も行うことは大きなご利益があるとも言われ、「1度目は先祖のため」「2度めは家族のため」「3度めは自分のため」とも言われるとか。もし、何度もめぐりたいという気持ちがある人は、「公認先達」への道もオススメです。
満願後は「公認先達」という称号をもらえます(申請料が必要)。
そして先達として2回巡拝すると「中先達」となり、その後も回数によってランクアップし、各ランクには特典(授与品)もついてきます。これも楽しいですよね。
ランク | 申請料 | 特典 | 条件 |
先達 | 1万円 | 御朱印帳(納経帳)、袈裟、頭陀袋、名札 | 先達として二回満願で、中先達へステップアップ↓ |
中先達 | 1万円 | 名札 | 中先達として三回満願で「大先達」へ↓ |
大先達 | 1万円 | 御朱印帳(納経帳)、名札 | |
特任先達 | 3万円 | 御朱印帳(納経帳)、袈裟巻、頭陀袋、名札(色が変わる) | |
特任権中先達 | 3万円 | 御朱印帳(納経帳)、袈裟巻、名札 | |
特任中先達 | 3万円 | 御朱印帳(納経帳)、袈裟巻、名札 | |
特任権権大先達 | 3万円 | 御朱印帳(納経帳)、袈裟巻、名札 | |
特任大先達 | 30万円 | 御朱印帳(納経帳)、袈裟巻、頭陀袋、名札(色が変わる) | |
喜達特任大先達 | (特任大先達から33回満願)※2020年3月から創設 | ||
真達特任大先達 | (特任大先達から66回満願)※2020年3月から創設 | ||
普明特任大先達 | (特任大先達から99回満願)※2020年3月から創設 | ||
妙寿特任大先達 | (特任大先達から132回満願)※2020年3月から創設 |
※各階級の最新情報は西国三十三所の公式サイトでご確認ください。
どうすれば先達になれる?
先達になるには西国三十三所すべての札所を巡った御朱印帳と申請料が必要。どうやって巡ったかという巡拝方法は問われません。
最後にお参りしたお寺の納経所で「先達申請書」を頂けますかとお伝えすると頂けます。
管理人の場合は華厳寺(33番)で頂きました。あとは先達申請書にしたがって手続きします。
先達に申請してみた!
西国三十三所を巡って完全に魅了されたので、迷わず先達申請。
先達への申請料1万円を振り込んでから、約1ヶ月ほどで先達の特典が送られてきました!
先達の特典として巡礼する際に身につける「袈裟」「頭陀袋」「軸装納経帳」「名札」が入っています。
オレンジ色の輪袈裟(わげさ)。カッコイイですねぇ。先達として巡拝する際は必須。
「袈裟」「頭陀袋」「名札」を確認されることも。
シュルシュル~っと納経帳を開きます。
後ろの方の番号の札所で頂く場合、クルクルしながら帳面を準備する必要があるので結構大変ですが・・笑。それ以上に、この御朱印帳に頂く嬉しさが上回ります。
御詠歌符
さらに先達として御朱印を頂くと、一緒に参拝した人にのみ「詠歌護符」を授与していただけます。
(御朱印は先達本人が受ける)
各種勉強会も行われている
満願後に百観音に挑戦するのもあり
日本百観音とは日本最古の霊場である「西国三十三所」と、西国の「写し霊場」とされる坂東三十三所と秩父三十四霊場をあわせた総称。
この「百観音」巡礼は、江戸時代にはすでに盛り上がっていたようで、西日本からも関東へ巡礼をする人も多くいたようです。西国三十三所を満願したら、百観音霊場もぜひ巡ってみたいですね!
まとめ
先達として2回目の巡礼は、もっと発見があるかも!
・西国三十三所早創1300年記念の御朱印帳付き
・番外札所も参拝
・お参りの必需品がついてくる などなどのバスツアーだからこそのメリットも。
1.クラブツーリズムのサイト(下記参照)へ
2.歴史・文化「お参り・巡礼の旅(こころの旅)」をクリック
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